軟部外科手術

軟部外科とは

軟部外科とは、骨のような硬い組織ではなく内臓などの柔らかい組織を扱う分野です。
当院では、お腹を開ける手術のほか、胸を開ける手術も行っております。特に循環器(心臓や血管)については日本獣医循環器学会の認定医である院長が、様々な病気に対応することが可能です。
他の動物病院での対応が難しい症例でも治療できるケースがありますので、まずはお気軽にご相談ください。

例えば、以下の病気の治療を行っています

  • 胃の疾患
  • 胆嚢の腫瘍(胆嚢切除)
  • 胃捻転、脾捻転、腸捻転
  • 腸重積
  • 会陰ヘルニア
  • 肛門周囲瘻、肛門周囲腺腫
  • 直腸脱整復
  • 尿道腹壁瘻、膀胱腹壁瘻、尿膜管遺残、尿管膀胱吻合 
  • 膀胱破裂
  • 子宮や卵巣腫瘍
  • 乳腺腫瘍
  • 子宮脱、膣脱、膣内腫瘍、子宮蓄膿症
  • 右大動脈弓遺残症
  • 右動脈管遺残症
  • 乳び胸(胸管結紮)
  • 心臓外腫瘍
  • 横隔膜ヘルニア
  • 肺動脈弁狭窄
  • 肺腫瘍
  • 胸腺腫摘出

など

軟部外科の主な疾患

会陰(えいん)ヘルニア

泌尿器、生殖器、肛門の周辺を会陰部と言います。そして会陰部の筋肉が萎縮を起こすことで、中にある膀胱や腸管、脂肪などが飛び出してしまうのが会陰ヘルニアです。便が出ない、排便時に痛がる、肛門周辺が腫れるといった症状があります。

治療法

基本的には外科手術が必要になります。術式は複数あり、症状や動物の種類などによって決めていきます。なお、オスの場合は今後の病態悪化を防ぐために、去勢手術も行います。

鼠径(そけい)ヘルニア

太ももの付け根を鼠径部といい、お腹の中の小腸などが鼠径部に飛び出すのが鼠径ヘルニアです(外部まで飛び出すわけではなく皮膚の下まで落ちてくるような状態です)。痛みはあまり出ないため、見た目の膨らみによって発見されることが多い病気です。

治療法

基本的には外科手術が必要になります。ただし、比較的状態が悪くない場合には、筋力を発達させることで治まることもあります。

子宮蓄膿症

大腸菌などが原因で子宮の中に膿ができてしまう病気です。元気がない、食欲低下、水を飲む量が増えるといった症状があり、放置すると死に至ることもあります。なお、卵巣を切除すること(避妊手術)で、この病気を予防することができます。

治療法

外科手術で、卵巣と子宮を摘出します。また、合併症がある場合は点滴や抗生剤での治療も並行して行うことになります。

腫瘍

人間と同様、ペットの身体にも腫瘍ができることがあります。特に悪性腫瘍(がん)の場合は、早期発見・早期治療が重要ですので、少しでもいつもと様子が違うようでしたら早めに検査を受けるようにしましょう。また、症状がほとんど出ないケースもありますので、定期的に健診を受けられることをお勧めします。

治療法

腫瘍ができた部位や種類、進行度合いなどによって治療法は変わります。当院では腹部や胸部を開けての外科手術にも対応しています。